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2007年5月14日 (月)

暦はなぜできたのか(暦の起源)

暦というものは、季節の推移や循環を把握するための技術である。食物の自然採取や農耕において、季節の推移や循環について把握ができなければ、人間は生きていくことさえ困難となる。

 暦の語源は日読み(かよみ)や来経数(けよみ)であるといわれ、暦というものは現在を認識し未来に属する季節の循環を予知するために開発された技術であることは間違いない。したがって、暦の主な目的は予定を立てることにあったと考えられる。

 英国のストーンヘンジや日本の縄文時代の環状列石も暦のためにつくられたのではないかといわれている。太陽と月の動きを観測していたと推定されるのである。

 季節というものは自然界の変化である。そして、その季節を把握するには、草木の栄枯を観察して推測する方法がある。しかし、自然界の様子は年によって違いがある。そのために、季節を正確に知るには空に見える太陽と月と星の様子と季節との関係を調べる必要があるのである。

 そして、季節は太陽の南中高度の変化によって生まれることがわかったと思われるのである。ちなみに、南中高度の変化周期は365.2422日(365日5時28分46秒)である。そしてこれを一太陽年という。

 一方、一太陽年の365日は日常必要とする数字よりはるかに多い。そこで日常生活では別の方法で日を数える必要があった。

 そこで、月の満ち欠けの回数を数えることで季節の推移循環を把握しようとした。これが、太陰太陽暦の始まりであるといわれる。太陰太陽暦では1年で11日、3年で33日季節とのずれが生じる。そこで3年に1回閏月を年末に置いた。この閏月の入る年が閏年であった。

 月の満ち欠けの周期は29.53059日である。この周期を朔望月(さくぼうげつ)というが、これを12倍すると354.4日となる。そして、これに11日を加えると一太陽年の長さとなるのである。

 このように、人類は季節の推移や循環を知るために太陽と月などを利用している。時の経過を認識するには太陽と月が欠かせないのである。

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